キヤノンとキヤノンマーケティングジャパンは,ロボットの眼となるキヤノンの3Dマシンビジョンシステム「RVシリーズ」が,デンマーク ユニバーサルロボット(UR)の認定製品プラットフォーム「UNIVERSAL ROBOTS+」(UR+)の認証を取得したと発表した(ニュースリリース)。
生産現場での自動化のニーズが高まる中,キヤノンは,高精度に3次元認識が可能な3Dマシンビジョンシステム「RVシリーズ」を提供している。この製品は高速かつ高精度に,部品の位置と姿勢の3次元認識ができるとし,3機種のラインナップにより,幅広いサイズの部品測定に対応しているという。
数種類のパターン光を投影し,距離画像と濃淡画像を同時に取得する。事前登録しておいた部品の3DCADモデルをフィッティングすることで,さまざまな形状の部品を高精度に3次元認識することが可能とする。
今回,同シリーズは「UR+」認証を取得した。それに合わせ,UR製協働ロボット専用のロボットコントローラー用プラグイン「RV Series URCap」の無償提供を開始する。このプラグインを用いることで,キャリブレーション用プログラムの作成が不要となり,ピッキング用ロボットプログラムが簡単に作成できるなど,ロボットの「眼」となる3DマシンビジョンとUR製協働ロボットとの連携が容易になるとしている。