NTT-AT,高屈折率ナノインプリント樹脂を開発

NTTアドバンステクノロジ(NTT-AT)は,屈折率1.8,1.9の高屈折率ナノインプリント樹脂を開発した(ニュースリリース)。2021年6月からの提供開始を予定している。

近年の視野角拡大を目的としたAR/VR向けガラスの高屈折率化に伴い,高屈折率ガラスと屈折率が整合する樹脂の需要も高まっている。同社は,光学接着剤製造における高精度な屈折率制御技術を用いて,高屈折率の無機ナノフィラーの濃度を高めて高屈折率化を実現しつつ,樹脂の配合を最適化して良好な透明性とナノインプリント性を実現した。

この製品は,高い透明性と良好なナノインプリント性を有しており,スピンコートにより均一な薄膜を形成することができるという。現在販売している屈折率1.7の樹脂では屈折率整合しなかった高屈折率ガラスに対して屈折率整合するので,光学設計の自由度が向上することに貢献すると期待される。

高屈折率ガラス基板に適合し,ナノインプリントにより線幅50nm~10μmのナノパターンを形成することが可能。波長400nmから800nmの範囲で高い光透過性を有し,ナノインプリント用樹脂のほか,コーティング剤としての利用も想定しているという。

キーワード:

関連記事

  • 阪大、半極性面InGaNとメタサーフェスで円偏光の課題を解決

    大阪大学大学院工学研究科の市川修平准教授、村田雄生氏、小島一信教授らの研究グループは、アルバックの戸田晋太郎氏と協力し、半極性面InGaN量子井戸とストライプ型メタサーフェスを組み合わせた新しい高効率円偏光源の開発に成功…

    2026.04.30
  • 京セラ、ウシオ電機の半導体レーザー事業を買収へ

    京セラ、ウシオ電機の半導体レーザー事業を買収へ

    京セラは2026年4月14日、ウシオ電機との間で、同社の半導体レーザーデバイス事業に関する株式譲渡契約を締結したと発表した(ニュースリリース)。本契約に基づき、ウシオ電機が新会社を設立して当該事業を吸収分割により承継させ…

    2026.04.15
  • キヤノン、世界初 ナノインプリントリソグラフィ技術を応用したウエハー平坦化技術

    キヤノンは、ナノインプリントリソグラフィ(NIL)技術を応用し、ウエハーを平坦化する「Inkjet-based Adaptive Planarization」(IAP)技術を開発し、世界で初めて実用化した(ニュースリリー…

    2026.01.15
  • 古河電工,LiDARで配管を測定し管理するアプリ提供

    古河電気工業は,再生可能エネルギーの地中送電に最適な電力用ケーブル保護管「SFVP」向けに開発した埋設管施工管理アプリ「F-pipeVision」の提供を開始すると発表した(ニュースリリース)。 2050年カーボンニュー…

    2025.09.24
  • 理経,レンズアダプタラネットをラネットに提供開始

    理経は,米VOYのVRヘッドセット用度数可変レンズアダプタ「VOY VRチューナブルレンズインサート」を,モバイル事業で培った通信事業を基盤に,VR事業,ネットワークカメラ事業,教育事業といった成長分野へ事業を拡大してい…

    2025.08.06

新着ニュース

人気記事

編集部おすすめ

  • オプトキャリア