日本エアロスペースは,同社が製造販売するタッチレスセンサー「エアクリック(AirClick)」が,日本航空(JAL)の自動チェックイン機・自動手荷物預け機のタッチパネルを非接触化するソリューションに採用されたと発表した(ニュースリリース)。
この新製品は,既存機器に取り付けるだけでタッチパネルを非接触化することが可能となる,簡便で低コストなソリューション。センサーから発出する赤外線が指を感知し,画面に触れずに指を画面にかざすことによって操作することが可能で,既存製品を改修せずに設置できる。115mm~346mmの画面サイズ(縦横)に対応し,検知範囲は自由に設定できる。
今回,空港内の自動チェックイン機,自動手荷物預け機にこのセンサーを取り付けることで,タッチパネルから離れた空中で指をかざすことで機器の操作することが可能となり,操作画面に直接触れることなく,指を画面にかざすだけで搭乗手続きや手荷物タグの発行できるようになる。
新型コロナウイルス感染症対策が求められる昨今の環境下に於いて,自動チェックイン機,自動手荷物預け機の画面を直接触れることなく操作可能にすることで,JALが行なっている空港や機内の安全・安心な環境づくりに向けた取り組み強化に寄与するとしている。
導入時期は,3月22日以降に羽田空港国内線の自動チェックイン機・手荷物預け機に順次展開し,4月以降は,札幌(新千歳),大阪(伊丹),福岡,沖縄(那覇)空港に展開する予定。