新日本無線は,ボタンをタッチレス化する反射型センサー「NJL5830」のサンプル配布を開始した(ニュースリリース)。サンプル価格は600円で2021年4月の量産開始を予定している。
この製品は,高出力の赤外LEDと受光ICを独自のパッケージに組み込んだ反射型センサー。面実装の小型・薄型パッケージを採用しており,既存のボタンにも組み込むことができる。また,検知距離を最適化することにより隣接するボタンへの搭載が可能で,自動販売機や券売機等,複数のボタンが搭載される装置に適しているという。
また,対象物(指)を検知すると出力がHIGHとなるノーマリーオフタイプの反射型センサーで,既存ボタンの配線と同様に使用でき,特別な処理は必要ないとしている。
同社は,公共性の高い装置のボタンをタッチレス化することで,細菌感染対策や衛生面の向上に貢献し,今後,光学式タッチレスセンサーをシリーズ化していくという。
この製品の主な仕様は以下のとおり。
・小型・薄型パッケージ:3.6×5.8×1.2mm
・デジタル出力(ノーマリーオフタイプ)
・電源電圧:5.0V
・動作温度範囲:-30℃to70℃
・鉛フリーリフローハンダ付け対応:260℃,2回
・鉛フリー,ハロゲンフリー
・RoHS指令準拠