オキサイドは,Forbes Japanが主催するForbes JAPAN SMALL GIANTS AWARD 2021に関東・中部地方の代表のファイナリストとして参加し,グランプリを受賞した(ニュースリリース)。
Forbes JAPANは,創業10年以上で売上高100億円未満,従業員数500人以下と小規模ながら,グローバルに飛躍し世界を変える大きな可能性を秘めた企業に注目。2017年から発掘プロジェクトを通じて,「中小企業」という枠を超えて日本が誇る「小さな大企業」を「スモール・ジャイアンツ」と名付けて表彰を行なっており,今年で第四回を迎える。
オキサイドは,社長の古川保典氏が無機材研究所(現:物質・材料研究機構)での研究成果を社会に還元することを目的に2000年に山梨県北杜市にて創業した。現在,単結晶,光部品,レーザー光源,光計測装置など光学関連製品の,開発,製造,販売を行なっている。
今回の受賞は,光技術に不可欠な光学単結晶の製造をベースとした垂直統合型の戦略的経営手腕が認められたことが高く評価された。同社は単結晶の分野において多くの育成技術や装置を保有し,国内外の企業・大学・研究所から,技術や製品への相談を受けるなどしており,2014年には経済産業省の「グローバルニッチトップ100選」にも選出されている。
Forbes JAPAN編集長の藤吉雅春氏は講評で,オキサイドの企業としての歩みの面白さとともに,同社にしかできない素材が世界で利用され,マーケットがまだまだ伸びている点を指摘し,「組織はスモールでも世界でジャイアンツになれる可能性がある」と評した。また,今回の受賞を受けて古川氏は「長年支援してきてくださった方々,自分を信じてついてきてくれた社員や社員のご家族に感謝申し上げます」と述べている。