コニカミノルタ科学技術振興財団は,光と画像領域の研究に従事する若手研究者を対象に公募した「令和2年度コニカミノルタ画像科学奨励賞」(助成金総額950万円)の受賞者を発表した(ニュースリリース)。
同賞は,光と画像領域でのイノベーション創出をコンセプトとし,①光と画像に関する材料及びデバイスの研究,②光と画像に関するシステム及びソフトウェアの研究,③光と画像に関するその他の先端的な研究をテーマとする。
今回,55件の応募について,千葉大学名誉教授の三宅洋一氏を委員長とする選考委員会において,発想の独創性,波及効果,計画の実現性等の視点から厳正な審査の上,奨励賞(優秀賞,助成金100万円)3名,奨励賞(助成金50万円)11名,連携賞(助成金100万円)1名を決定した。
今回の優秀賞の受賞者およびテーマは以下の通り。
石田真敏氏(九州大学助教)
「第二近赤外光吸収π共役色素を活用する光セラノスティクス応用」
大塚憲一郎氏(大阪市立大学特任講師)
「カテーテル型偏光測定OCTによる冠動脈脂質成分の評価法開発とそのコラーゲン組織改変に及ぼす役割の解明」
渋川敦史氏(岡山大学特任助教)
「世界最速一次元空間光変調器の開発と光波面シェイピングへの応用」