NEC,3Dセンサーで荷物の積載容積率を可視化

著者: sugi

NEC通信システムは,3Dセンサーを活用しトラック等の荷物の積載容積率を可視化する技術を開発した(ニュースリリース)。

人口減少社会に突入する中,物流業界は他の業界に比べ人手不足が特に深刻化している。さらにデジタル化の加速に伴いEC市場が拡大し,宅配便を中心に輸送量が急増しており,物流業界ではICTを活用した業務の効率化が喫緊の課題となっている。

そこで同社は,3Dセンサーを活用した空間認識技術により,積載容積率を可視化する技術を開発した。1台のセンサーで対象物の3D深度(距離)情報を取得することができ,低コストで積載容積率を可視化する。トラック等のコンテナ内の積載容積率を可視化することで,一台ごとの積載率を高め輸送効率の改善が可能となるという。

センサーは,LiDAR,ToF,ステレオカメラそれぞれのデバイスに対応可能しており,顧客の環境によって使い分けることができる。センサー位置についても,バース等に固定して設置するほか,倉庫内やトラック,航空機,船舶等のコンテナ内部に設置することができる。

LiDARやToFなど,赤外線を用いた3Dセンサーを活用することで,トラックコンテナ内に十分な明るさがない場合でも,高精度に可視化ができる。同社ではこの技術について,2021年度中に製品化を目指すとしている。

キーワード:

関連記事

  • 大成建設、自動運転をインフラから支える位置推定補正の新技術を開発

    大成建設は、自動運転レベル4の社会実装の拡大を見据え、トンネル内など特徴の少ない区間で生じやすい走行方向の車両位置の誤差を、インフラ側から効果的に補正する位置推定技術「T-Localizer」を開発した(ニュースリリース…

    2025.12.22
  • 【Japan Mobility Show 2025】クルマの光が変える未来がここに

    東京ビッグサイトで2025年10月30日(木)から11月9日(日)まで開催中の「Japan Mobility Show 2025(ジャパンモビリティショー)」に先駆け10月29日のプレスデーに取材に訪れた。 まず創業11…

    2025.11.06
  • 小糸製作所、開発したLiDARがHonda芝刈機に採用

    小糸製作所の開発するLiDARが,本田技研工業が2026年に米国で発売を予定する電動自動芝刈機「ProZision Autonomous」に搭載されることが決定した(ニュースリリース)。 今回採用された短距離検知用LiD…

    2025.10.31
  • 古河電工,LiDARで配管を測定し管理するアプリ提供

    古河電気工業は,再生可能エネルギーの地中送電に最適な電力用ケーブル保護管「SFVP」向けに開発した埋設管施工管理アプリ「F-pipeVision」の提供を開始すると発表した(ニュースリリース)。 2050年カーボンニュー…

    2025.09.24
  • ams OSRAM,解像度48×32物体判別可能なdToF発売

    ams OSRAMは,これまで一般的であった8×8ゾーンから48×32へと解像度を大幅に向上,微小な空間的差異を検出し,密に配置された物体や若干異なる物体を判別できる「TMF8829ダイレクトタイムオブフライト(dToF…

    2025.09.09
  • 小糸と三菱ふそう,LiDARでの動線最適化の実証開始

    小糸製作所と三菱ふそうトラック・バス(MFTBC)は,LiDAR技術を用いたDX(デジタルトランスフォーメーション)によって,製造現場の動線最適化を目指す実証実験を開始した(ニュースリリース)。 近年,製造現場では人手不…

    2025.07.07
  • ispace,月着陸船通信途絶の原因をLRFの異常と断定

    民間による月面着陸を目指すispaceは,2025年6月6日に実施し,通信が途絶した月着陸船の着陸シーケンスに関してフライトデータを解析し,レーザーレンジファインダー(LRF)のハードウェア異常が着陸未達の技術的要因であ…

    2025.06.27
  • ソニー,車載LiDAR向け積層型SPADセンサー開発

    ソニーは,高解像度および高速性を同時に両立する車載LiDAR向け積層型直接Time of Flight(dToF)方式のSPAD距離センサー「IMX479」を2025年秋に商品化すると発表した(ニュースリリース)。サンプ…

    2025.06.11

新着ニュース

人気記事

新着記事

  • オプトキャリア