独Baslerは,CoaXPress2.0(CXP2.0)対応カメラシリーズ「boost」のラインナップを拡充し,オン・セミコンダクター製XGSセンサー搭載の6モデルを新たに追加した(ニュースリリース)。
新モデルの画素数はそれぞれ20MP,32MP,45MP(8K)となっており,「boost」の既存モデルであるソニー製Pregius搭載モデル(9MP「IMX255」,12MP「IMX253」)から,より高精細画像が求められる用途への活用が期待できるようになったという。
オン・セミコンダクター製XGSセンサーは,最新のグローバルシャッターを採用した高性能CMOSセンサーとして,高画素・高フレームレート(最大45fps)に対応しており,コストを抑えながら優れた画質を実現できることから,CCDセンサーからCMOSセンサーへの移行に適している。
また,CXP2.0対応カメラならではの特長として,最大伝送距離40mによる高速・高解像度撮影が可能であるため,半導体,太陽光発電,ディスプレー検査から印刷,包装,医療に至るまで,その用途は多岐にわたるとしている。
同社は,今回の新モデルと「Basler CXP-12インターフェースカード1C」がセットになったパッケージ製品のほか,高画素Fマウントレンズ,CoaXPressケーブルをはじめとするハイエンド向けアクセサリーなど,CXP2.0のメリットを引き出すソリューションをワンストップで提供する予定だという。