DNP,有機ELパネルの青み改善フィルムを開発

大日本印刷は,スマートフォンやタブレット端末,パソコン等の有機ELディスプレーを斜めから見た際に,画面が青みがかって見える現象(ブルーシフト)を改善する「ブルーシフト改善フィルム」を開発した(ニュースリリース)。

近年,スマートフォンやタブレット端末,パソコンやテレビ,デジタルサイネージ(電子看板)などで有機ELパネルの採用が拡がっている。また今後は,折りたたみが可能なフォルダブルスマホやカーナビゲーション・バックミラーなどの車載用に有機ELパネルの使用が拡がることで,ディスプレーを斜めから見るケースが増えるという。

有機ELパネルは,コントラストが高く応答速度が速いという利点があるが,斜めから見ることで色が変化し青みを帯びるという課題があった。こうした課題の解決に向けて同社は,長年培ってきた微細賦型技術を活かし,端末をどの角度から見ても青みを帯びることがないこのフィルムを開発。このフィルムをディスプレーに内蔵することで,有機ELパネルの構造を高度に調整する必要がなくなるため,低コストでパネルを斜めから見た時の青みを改善できるとしている。

同社はこのフィルムを主にパネルメーカー等に提供し,2023年度で年間30億円の売上を目指すという。

その他関連ニュース

  • エドモンド,光吸収ホイル&フィルムを発売 2021年09月13日
  • 山形大ら,良質な睡眠が得られる有機EL照明を開発
    山形大ら,良質な睡眠が得られる有機EL照明を開発 2021年09月10日
  • FCCL用PIフィルム出荷量,2ケタ成長が続く 2021年08月06日
  • 岩手大ら,有機EL試料内部の電位分布を直接観察 2021年07月29日
  • 茨大ら,高効率・狭帯域青色有機EL用発光体を開発 2021年07月21日
  • 双葉電子,カラー有機ELディスプレーを開発 2021年07月15日
  • 筑波大ら,次世代OLED材料の電子の動きを直接観察 2021年06月25日
  • 2021年偏光板世界生産量,前年比8.3%増の6.2億m2 2021年05月26日