⽇本電気硝⼦は同社の⾞載ディスプレー⽤カバーガラスが,10⽉30⽇に発売されたHondaの新型電気⾃動⾞「Honda e」に採⽤されたことを発表した(ニュースリリース)。
この製品は,化学強化専⽤ガラス「Dinorex」に,化学強化処理および加飾印刷,光学薄膜処理を施したもので,⾞載ディスプレーの表⾯保護カバーとして使⽤されている。また,「Honda e」は,Hondaが「10年先のクルマ」の姿を描いて具現化したバッテリー電気⾃動⾞専⽤モデル。
横幅1m近い日本電気硝子製の⼤型カバーガラスは,「AIを⽤いた⾳声認識機能搭載の⼤型液晶タッチパネルディスプレー」に採⽤されており,⾼い視認性と操作性によってユーザーの利便性向上に寄与することに加え,ガラス特有の質感はインテリアに調和するとしている。
⽇本電気硝⼦の薄膜処理技術は,従来から⾞載ディスプレー,医療⽤モニター,調理器⽤トッププレートなどの幅広い分野の製品・デバイスに採⽤されている。同社が設計した,低反射膜(Anti-Reflection)と防眩膜(Anti-Glare)は,低い映り込みと⾼解像度を両⽴させることで従来品よりも優れた光学性能を実現。さらに防汚膜(Anti-Fingerprint)と組合せることにより,操作性と耐久性が向上するという。