日機装は,深紫外線LED技術を活用した空調設備向け除菌・消臭ユニット「Aeropure・Duct(仮称)」を開発した(ニュースリリース)。
新型コロナウイルス感染が再拡大する中,感染予防対策として換気の重要性が指摘されている。新型コロナウイルスの空気感染の可能性も報告されており,オフィスビルや商業施設,住宅等において,空調システムの改善に対する関心が高まっている。
このような中,同社は,深紫外線LEDを活用した安全・安心な室内環境の提供を目指し,空調設備向け除菌・消臭ユニットを新たに開発した。
この製品は,セントラル空調システムのダクト内に深紫外線LEDフィルターを設置して空気を除菌・消臭し,浄化した空気を室内へ供給する。2020年1月から販売している空間除菌消臭装置「Aero pure」で用いられている光触媒フィルターとの複合技術によるもので,定期的に交換が必要なフィルターは使用していないという。
戸建て住宅/マンション向けについては,三菱地所ホームと業務提携契約を締結し,同社が展開する全館空調システム「エアロテック」への導入を予定している。その他,飛行機・電車等の交通インフラや商業ビルなど,幅広い市場向けに製品を展開していくとしている。