東芝デバイス&ストレージは,低トリガーLED電流を実現した4ピンSO6パッケージのフォトリレー「TLP170AM」(阻止電圧60V)および「TLP170GM」(同350V)を製品化し,出荷を開始した(ニュースリリース)。
この製品はフォトダイオードアレイの感度を上げることにより,最大トリガーLED電流1mAを実現し,入力側電力損失を低減した。そのため,電池で駆動するセキュリティー機器や各種センサーなどのON/OFF制御する出力として使用することで,機器の低消費電力化や長期動作化に貢献する。さらに,最小絶縁耐圧3750Vrmsを実現し,高い絶縁性能が必要な機器に使用できる。
応用機器として,セキュリティーシステムではパッシブセンサー(PIR)など。産業機器ではプログラマブルロジックコントローラー,I/Oインターフェース,各種センサー制御など。また,ビルオートメーションシステムでは,各種メカニカルリレーの置換を想定している。
この製品の主な特長は以下の通り。
低トリガーLED電流 : IFT=1mA(max)
小型パッケージ : 4ピンSO6
高絶縁耐圧 : BVs=3750Vrms(min)