フリアーシステムズは,可視光カメラモジュール「Blackfly S」の販売を開始した(会社HP)。
24.5メガピクセル,12フレーム/秒のソニー「Pregius S IMX540」センサーをUSB3カメラに融合した初めての機種。「Blackfly S」の機能とセンサーの高画素数および高速イメージングとのコンビネーションにより,生物医学から半導体産業まで幅広い分野のエンジニアや研究者が,より短時間により少ないカメラで,より多くの検査を行なうことが可能になるとしている。
このセンサーは,新しい裏面照射型構造(BSI)により画素サイズ2.74μmを実現。初期シリーズの約2倍の画素密度が可能となり,より低コストで小型なレンズが使用できるという利点も併せ持っている。これにより24メガピクセル,12フレーム/秒の歪みのない高速撮影が可能になり,詳細な検査を行なう生産ラインでもスピードアップが図れるという。
また,量子効率が高く読み出しノイズが低いことから露光時間が短縮されるため,強力な照明を必要とせず,照明コストの削減に繋がるとしている。