ネット販売商社の米マウザー・エレクトロニクス(マウザー)は,独オスラム・オプト・セミコンダクターズ(オスラム)のレーザー「SPL S1L90A」および「SPL S4L90A」の取り扱いを開始した(ニュースリリース)。
このレーザーは,チャンネルあたり40Aで120Wという標準出力で,最大33%の電力効率を実現する。コンポーネントからの放熱は,高電流時も低い熱抵抗のために容易となる。
シングルチャンネルバージョンの「SPL S1L90A」と,4チャンネルバージョンの「SPL S4L90A」があり,さまざまなレベルの検出範囲と光出力を提供する。4チャンネルレーザーは,480Wの光出力を実現し,より長い検出範囲に適している。
今回の高出力レーザー2種は,約2nsの短パルス幅を可能にする。両製品とも,車載規格AEC-Q102認証を取得しており,小型フォームファクターのため,産業用センシング,制御・オートメーション,ビデオ監視,3Dセンシング,および歩行者保護アプリケーションのほか,省スペース設計に理想的なソリューションとなる。
優れたパッケージ設計により,組立時の精密な機械的アライメントを確保し,超低インダクタンスにより,大規模/小規模アプリケーションに最適な短パルスを実現するとしている。