ソーラーフロンティアは,CIS薄膜太陽電池の累計出荷量が6GWを超えたことを発表した(ニュースリリース)。
この成果は,同社のCIS薄膜太陽電池が誇る,高温や影に強く実際の設置環境下における優れた発電能力や,100%国内生産の品質,20年保証を含む安心のアフターサービスに対する顧客からの信頼の証となるものとしている。
出荷を支えてきた国富工場(公称年産能力:900MW)が商業生産を開始したのは2011年。その後も順調に稼働し,製品の性能向上にも継続して取り組んできた。その結果,当初130W程度であったパネル1枚当たりの出力が,現在では190Wにまで向上している。
2017年には,同社が独自開発した専用架台および工法を組み合わせることで,施工時間の短縮と,高い意匠性を実現した住宅専用太陽光発電システム「SmaCIS(スマシス)」を発売した。
同社は累計出荷量6GWをこれまでの歩みの通過点と捉え,今後はこれらの実績をもとに,CIS薄膜太陽電池の技術革新と安定的な生産を追求するとともに,市場の変化に合わせ,CISのみならず結晶系の太陽電池もラインナップに加え,モジュールを使った再エネ電源システムを販売していく会社へ発展的な業態転換を推進し,太陽による快適でクリーンな暮らしを届けていくとしている。