リンシュンドウは,サンマックスレーザーシリーズブランドから,ファイバーレーザー溶接融接(溶融溶接)装置「RSD-SUNMAX-FL-welding Raycus 1000w」の販売を開始した(製品ページ)。
レーザー光を小さく絞ったところにエネルギーを集中させるので,熱をかける面積が非常に小さくて済み,溶接速度も速いのが特長。ファイバーレーザーは光ファイバーの中に希土類元素を加えることで,ファイバー自身がレーザーを発振する媒体となる構造を持つことになる。発振器の構造も簡便で省スペースが実現されているので,装置がコンパクトにまとまる。
シンプルな設計のため操作が簡単。レーザービームが集束され小さなスポットを得ることができるため,大量生産の溶接においても正確に位置決めができる。また,密度の高いレーザー集束によって,ハイパワーな出力を可能としている。
ステンレス鋼板,鉄板および電流を通す金属材料での溶接加工が可能。薄い素材と精密部品の溶接を中心に,スポット溶接・突合せ溶接・スタック溶接・シーリング溶接など様々に利用できる。溶接幅を小さく抑え,熱影響・変形は最小限にし,速い溶接速度を実現できるとしている。
主な仕様は以下の通り。
外寸:650×1250×1090
レーザー形式:ファイバーレーザー
レーザー出力:1000w
標準ファイバーケーブル長さ:4.3m
冷却水:工業用サーモスタット水タンク