岡本硝子は,250~400nmの紫外線を効率よく「拡散反射」させる紫外線反射膜,250~280nm(UV-C)用の「UV479」と,300~400nm(UV-A, UV-B)用の「UV478」をラインナップしている(製品ページ)。
2液混合の熱硬化インクとなっており,スクリーン印刷により各種基板に塗布する事が可能となる。インク販売だけではなく,印刷加工や各種基板への塗布に応じることも可能。
なお,UV-Cの中でも,新型コロナウィルス等の殺菌・不活化に効果的とされている265nm付近の反射率が高く,物質表面,水,空気等の殺菌・滅菌システム用途として期待されている。
主な特長は以下の通り。
・拡散反射率
「UV479」>90%@265nm
「UV478」>85%@365nm
主な用途例は,LED COB基板用絶縁反射膜,医療・生活家電用の殺菌・滅菌装置向け紫外線反射膜,空気・空間洗浄機向け紫外線反射膜などとしている。