リンクス,3次元スマートセンサーに新モデル

リンクスは,3次元スマートセンサー「Gocator(ゴケイター)」に新たな2つのラインナップを追加し,3月1日より,提供を開始している(ニュースリリース)。

今回,新たに提供が開始されたのは,高速高解像度の2500シリーズに100mm視野モデル「Gocator 2530」と2m幅の超広視野モデル「Gocator 2490」の2つのモデル。

「Gocator 2530」は,最速10kHzの素子を搭載し,青色レーザーで光沢面も苦にせず質の高い計測が可能な2500シリーズに,最大で100mmの視野を持った幅広モデルとなる。

また,同モデルは青色レーザーを採用しており,光沢の強い金属表面などの計測においてもノイズが少なく質の高い計測が可能となる。バッテリーボックスの外観や溶接の出来栄え検査など,光沢面においても高精度な検査を実現する。

さらに,従来の2500シリーズの最大視野は30mm程度だったが,同モデルでは最大で100mmの視野幅までスキャンすることが可能となる。これにより,1台のセンサーで対象物全体をカバーでき,トータルのコスト低減にも寄与する。電子部品やタイヤの計測などにも適用可能な視野と速度を有するという。

「Gocator2490」は,最大2mの視野幅を1台でカバーでき,1920pixの高解像度により,1m視野幅でも0.52mm/pixのXY解像度を有している。また,このモデルは,その広い視野から,2m幅のコンベアを流れる段ボールの形状を計測するのにも,1台の計測ヘッドで十分に対応できるため,物流のソリューションとして最適としている。

さらに,1m視野幅でも0.52mm/pixのXY分解能を確保できるため,細かな計数カウントや,適切な部品が組み付いているが等のチェックなどにも十分適用可能となる。

自動車を組み立てる際のアライメントや,形状計測などの用途にも適用可能で,車体丸々を1度のスキャンで計測することもでき,コンベヤを1台でカバーできる視野を確保できることから,食品での検査にも対応するとしている。

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