東芝デバイス&ストレージは,従来製品に比べてオン電流定格を大きくした,2.54SOP6パッケージの大電流フォトリレーを発売した(ニュースリリース)。
新製品は,阻止電圧30Vから100Vまでの「TLP3106A」,「TLP3107A」,「TLP3109A」の3製品。2月17日より出荷を開始している。これらの製品は,受光側に同社最新のトレンチ構造U-MOSプロセスのMOSFETチップを搭載し,従来製品に比べて低オン抵抗を実現した。
これにより,オン電流定格を約113~150%に大きくすることができ,各種DC/AC用途の1a接点メカニカルリレーの置き換えが容易となったとする。また,メカニカルリレーよりも信頼性が向上し,リレードライバーを含めた省スペース設計に貢献するという。
主な特長は以下の通り。
・オン電流定格,オン電流(パルス)定格が大きい:ION=3A~4.5A,IONP=9A~13.5A
・高い動作温度定格:Topr max=110℃
・高絶縁耐圧:BVS=1500Vrms(min)