独Pepperl+Fuchs,3D-LiDARセンサーを発表


独Pepperl+Fuchsは,3D-LiDARマルチレイヤー・スキャナ「R2300」を発表した(会社HP)。

角度と距離を光学的に計測する3D-LiDARセンサーとして,固定式と移動式のいずれのアプリケーションにも使用可能。センサ筐体内の回転ミラーを用いてわずかにオフセットした4つの平面スキャンレイヤーを生成し,非接触で周囲を3Dスキャンする。高さ58mmとコンパクトなため,スペースを取らない。

視野角を100°として,明るい対象物なら最大距離10m,暗い表面なら最大4mという広い測定範囲を50kHzの速度で測定する。スキャン速度は12.5Hzと25Hzを選択でき,1スキャンあたり最大4,000画素を取得可能だという。AGVやロボット,その他の移動体機器などの用途を想定。センサの筐体を耐久性のある材料で構成するとともに,センサーヘッド内の電子機器等の部品を固定することで振動に対する効果的な保護を実現している。

また,光学ユニット内で発光部と受光部を機械的に分離し,センサーヘッド内部に分離要素を設けたことで,正面パネルの汚れにより照射光の一部が反射して受光素子に直接戻ってくる光学的な「短絡」を確実に防ぐという。

ガイド用レーザーを搭載しているため,試運転の際,対象表面や特定のターゲットにセンサの照準を合わせる作業が簡単に行なえる。この可視光の赤色レーザーは試運転中だけ起動可能で,実際の測定用赤外線レーザーと同じパスを通るため,他のツールは一切不要だという。

この製品はデータとして角度・距離・反射率をその時刻情報とともに出力する。これらのデータは,センサのEthernetポートを介して送信されるので,多数のオートメーションシステムで利用可能だとしている。

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