ウシオ電機は,スポットUV照射装置「スポットキュアシリーズ」の新ラインナップとして,コンパクトでありながら業界最高レベルの照度と寿命を実現したLEDタイプの「SP-LED-3」を,2019年12月から販売開始する(ニュースリリース)。
φ1~10mm程度の極小領域にUVを照射するスポットUV照射技術は,エレクトロニクス,自動車,医療機器などの多様な製造ラインにおいて,硬化,接着,封止,剥離などに用いられている。また,今後はスマートフォンや自動車に搭載されるカメラの増加に伴い,カメラモジュールの接着用途でのスポットUV照射の需要が増えるとされている。
そのような中,市場ではタクトタイム短縮のニーズが高まっており,それを実現するためにはLEDの高照度化が最善といわれている。しかし,照度を上げるとLEDの寿命が短くなってしまうため,高照度とLEDの寿命維持の両立が課題となっている。
そこで同社は,従来から培ってきた光学技術を活かし,レンズを最適化し利用効率を高めることで,業界最高レベルの12000mw/cm2の高照度と寿命維持,およびコンパクトサイズを実現した,LEDスポットUV照射装置を販売する。
主な特長は以下の通り。
・照度:12000mW/cm2
・外形:W140×D80×H132mm,重量:1.2kg。