KDDIら,映像とセンサー内蔵ボールで選手育成

KDDI,KDDI総合研究所,スマートフォン向けソリューションのアクロディアは,スマートフォンなどのカメラで撮影したスポーツ選手の映像から手や足の指先を含む骨格の動きを認識するスポーツ行動認識AIと,センサー内蔵型ボールからスマートフォンで取得したデータを活用し,選手の技術向上に役立てることができる,アスリート育成支援システムを開発した(ニュースリリース)。

これまでKDDIとKDDI総合研究所は,単眼カメラの映像からスクワットなど31種類のトレーニング動作や姿勢を認識する「宅内行動認識AI」に加え,指先を含む骨格などの動きやボールを捉え,パスやキャッチなどの基本動作を認識する「スポーツ行動認識AI」の開発を進めてきた。

今回のシステムは,スポーツ行動認識AIを活用しスマートフォンで撮影した競技者の映像から,65カ所の骨格点を抽出して競技者の動きを捉え,フォームや身体の使い方を認識し,分析することが可能となる。

加えて,アクロディアが開発したセンサー内蔵型ボールを使い,ボールの速度や回転数,回転軸などのデータと競技者の動きを組み合わせ,競技者の動きがボールに与える影響などを分析し,フォームの改善点などをアドバイスすることが可能となるという。

アクロディアとKDDIは,2019年7月9日より,センサー内蔵型ボールなどのIoTデバイスから取得したデータを活用し,選手の技術向上に役立てることができる,スポーツIoTプラットフォーム「athleːtechTM」(アスリーテック)の提供およびアスリーテック上に蓄積されるデータを活用した,スポーツテックサービスを開始した。

今後3社は,5G時代を見据えて,大容量の動画コンテンツの活用や,蓄積されたデータを利用したオンラインコーチング,ケガの予兆検知など,アスリートを全般的にサポートする情報提供が可能な環境の整備や,今回のシステムのアスリーテックへの導入の検討を進めていくとしている。

キーワード:

関連記事

  • 東北大、単層シリコン基板で6G向けテラヘルツ光スイッチを実証

    東北大学大学院工学研究科・教授の金森義明氏らの研究グループは、次世代の6G通信への応用が期待されるテラヘルツ帯で動作する光スイッチの開発に成功した(ニュースリリース)。このデバイスは、微小な機械構造を駆動するMEMS技術…

    2026.05.08
  • NVIDIAとコーニングが提携、AIデータセンター向け光接続製品を米国で大幅増産

    米NVIDIAと米コーニング(Corning)は2026年5月6日、米国において次世代AIインフラの構築に不可欠な先進的な光接続製品の生産を大幅に拡大するため、複数年にわたる商業・技術提携を発表した(ニュースリリース)。…

    2026.05.08
  • 【解説】北海道発の光電融合パッケージ技術、半導体競争力強化の鍵となるか

    技術研究組合 最先端半導体技術センター(LSTC)が進める光電融合型パッケージ技術の研究開発は、日本の半導体戦略において重要な転換点を示している。ポスト5G時代におけるデータ通信量の爆発的増大と電力消費の課題に対し、電気…

    2026.05.05
  • Thinker、小山佳祐氏が日本機械学会賞を受賞 赤外線とAIによる近接覚センサーを評価

    Thinkerは、同社取締役であり大阪大学基礎工学研究科招へい准教授の小山佳祐氏らの研究チームが、「2025年度 日本機械学会賞(技術)」を受賞したと発表した(ニュースリリース)。  日本機械学会賞は、機械工学および機械…

    2026.05.01
  • 【解説】AI需要に沸く光ファイバーメーカーの戦略とは

    生成AIやデータセンター投資の拡大を背景に,通信インフラの中核である光ファイバー需要が増加している。光電融合技術がトレンドワードに上がる中、特に大容量・低遅延を求めるトラフィックの急増は,従来以上の敷設量と高性能化を同時…

    2026.04.01

新着ニュース

人気記事

編集部おすすめ

  • オプトキャリア