オムロン,TOF小型反射形光電センサーを発売


オムロンは,クラス最小(反射形光電センサーのうち,取り付けピッチが25.4mm,かつ検出距離1,500mm以上のもの)で,最長1,500mmの検出距離を実現した反射形光電センサー「E3ASシリーズ」の発売をグローバルで開始した(ニュースリリース)。

近年,製造現場では,いかに設備を短期間で立ち上げ,安定稼働させるかが課題となっている。そうした中,搬送や組立工程で数多く使用される光電センサーでは,受光器や反射板の設置が不要なため,設備設計の自由度を格段に向上でき,さらにセンサーの取り付け工数を半減できる,投受光器一体形の反射形光電センサーのニーズが高まっている。

一方で,従来の反射形光電センサーは検出対象物の色や材質,表面状態の影響を受けて,検出安定性が変化するため,経験や技能を要するセンサーの選定や設置調整が必要だった。さらに,小型化と長い検出距離を両立することが難しく,使用用途に制約があったという。

この製品は,検出原理にTime of Flight(TOF)を搭載し,検出対象物の特徴を問わない高い検出安定性を実現することで,センサーの選定と調整を容易にする。加えて,センサー検出面に施した業界初の防汚コーティングによって,油,粉塵の飛散や蒸気の発生する環境下での誤検出頻度を低減し保全の工数を削減し,搬送や組立工程における設備の立ち上げ期間短縮と稼働率向上に貢献するとしている。

キーワード:

関連記事

  • 東大、光強度とひずみを同時検出するフレキシブルセンサーを開発

    東京大学の研究グループは、光強度とひずみを1つの素子で検出できるフレキシブルマルチモーダルセンサーを開発した(ニュースリリース)。 有機半導体は、軽量で柔軟性に優れ、溶液プロセスによる大面積製造が可能であることから、曲げ…

    2026.07.22
  • スポーツの「1mm」が社会を変える 光技術が支えるサッカーW杯判定

    サッカーW杯の熱狂は、劇的なゴールや番狂わせだけで生まれるものではない。勝敗を分ける一瞬の判定に対し、観客や視聴者がどれだけ「納得できるか」が、世界最高峰の大会には不可欠である。その納得感を支えているのが、カメラ、センサ…

    2026.06.25
  • ウシオ電機、距離計測向けパルス出力200mWの赤色レーザーダイオードを発売

    ウシオ電機は、測距儀など高精度な距離計測用途に対応した波長685nmの赤色レーザーダイオード(LD)「HL67241MG」を2026年4月より販売開始した(ニュースリリース)。 近年、建設やインフラ整備の現場では、建築測…

    2026.04.14
  • 阪大など、ナノダイヤモンドの高圧選別に成功 高感度センサーへの応用に期待 

    大阪大学、ダイセル、立命館大学は、欲しい波長で光るナノダイヤモンドだけを光の圧力(光圧)で選別することに初めて成功した(ニュースリリース)。 ダイヤモンドの色中心と呼ばれる構造が注目されている。これは透明なダイヤモンドに…

    2026.04.03
  • 東大生研ら,エレクトロニクス技術開発の部門を設置

    東京大学とダイセルは,東京大学生産技術研究所(東大生研)に「ダイセル人を繋ぐエレクトロニクス」寄付研究部門を設置した(ニュースリリース)。 今回設置する「ダイセル人を繋ぐエレクトロニクス」寄付研究部門では,人とエレクトロ…

    2025.10.09

新着ニュース

人気記事

編集部おすすめ

  • オプトキャリア