三菱ガス化学は,小型カメラレンズ用樹脂としてスマートフォンのカメラレンズ等に使用されている特殊ポリカーボネート「ユピゼータ®EP」シリーズの最新グレードとして,世界最高の屈折率1.68を有するとするう「ユピゼータEP-10000」の販売を開始した(ニュースリリース)。
屈折率1.68は既存の「ユピゼータ®EP-9000」の屈折率1.67を凌ぐ材料で,薄さを維持しながらカメラ性能のさらなる高機能化を可能とする。
スマートフォンやタブレット等のカメラレンズ素材には,高屈折率(レンズの薄型化に寄与)と低複屈折性(画像の鮮明化に寄与)を兼ね備えた特性が求められるが,同社の今回の製品はこれらを高い次元で両立し,さらに成形性も兼ね備えているとしている。