三菱ガス化学,折率1.68のポリレンズ材を発売

三菱ガス化学は,小型カメラレンズ用樹脂としてスマートフォンのカメラレンズ等に使用されている特殊ポリカーボネート「ユピゼータ®EP」シリーズの最新グレードとして,世界最高の屈折率1.68を有するとするう「ユピゼータEP-10000」の販売を開始した(ニュースリリース)。

屈折率1.68は既存の「ユピゼータ®EP-9000」の屈折率1.67を凌ぐ材料で,薄さを維持しながらカメラ性能のさらなる高機能化を可能とする。

スマートフォンやタブレット等のカメラレンズ素材には,高屈折率(レンズの薄型化に寄与)と低複屈折性(画像の鮮明化に寄与)を兼ね備えた特性が求められるが,同社の今回の製品はこれらを高い次元で両立し,さらに成形性も兼ね備えているとしている。

その他関連ニュース

  • Basler,高速かつコンパクトなラインスキャンカメラ 2024年10月30日
  • 【interOpto2024】デルフトハイテック,隠れた欠陥や物を見せる!ソニー製イメージセンサを搭載したSWIRカメラ 2024年10月29日
  • ニコン,紫外線カメラ用Cマウントレンズを発売 2024年10月22日
  • 東北大ら,屈折率がSiの約1.5倍の近赤外線材料を発見 2024年10月17日
  • ソニー,グローバルシャッター搭載の映像向けカメラ 2024年09月06日
  • 多摩川精機,映像データ伝送用光デバイスを発売 2024年08月23日
  • Neg,薄板ガラスが折りたたみスマホに採用 2024年08月07日
  • 農工大ら,3種類の光学素子を1枚の超薄型素子に統合 2024年08月01日