大陽日酸は,レーザー加工機の窒素ガス供給システムのラインナップとして,ファイバーレーザ加工機向けモデルを開発した(ニュースリリース)。
同社はこれまでレーザー加工機の窒素ガス供給設備として,精製装置を必要としない高純度の窒素ガス供給システム「LTシリーズ」をラインナップしてきた。
今回の新モデル「LT-F型」は,ファイバーレーザー加工機向けに鉄やアルミの切断をターゲットにした専用機。このモデルは主にPSA式窒素ガス発生装置・空気圧縮機・昇圧機で構成されており,配置の工夫により省スペース化を実現した。
また膜分離方式では難しい,ドロスと呼ばれる金属溶融物の低減や,切断品質の向上が可能となり,安定した切断品質を得られるのが特長だという。また,同社特許技術を活用した省エネシステムも標準搭載した。
なお,この新型機種は7月31日から東京ビッグサイトで開催されるMF-Tokyo2019(プレス・板金・フォーミング展)に出展・展示致する予定だとしている。
なお,主な仕様は以下の通り。窒素ガス純度(vol%):97~99.9,最大供給圧力(MPaG):1.5,設置寸法(mm):W3000×D1700
※レーザ加工機対応最大ノズル径;φ3mm相当