ファナック,立体加工可能なレーザースキャナを発売

ファナックは,サーボモータ制御技術を活用した3Dガルバノミラー方式のレーザースキャナ「LS3Di-A」の単体販売を開始した(ニュースリリース)。

この製品は,遠距離から広範囲の照射範囲でレーザー光を集光し,高速に自在形状を走査できる3Dレーザースキャナ。レーザー光を反射する2枚のミラーを,2軸の高速にフィードバックされたモータで微小揺動し,300×300mmの範囲に正確に照射するという。

また,集光レンズをモータで位置決め制御してレーザー集光点を±100mm上下に変動させ,平面だけでなく立体形状のレーザー加工を実現する。金属のレーザー溶接をはじめ,金属箔や非金属薄板の切断,塗装膜の焼付けや除去など,幅広いアプリケーションに適用できるとしている。

この製品の高速制御により,レーザー集光点の走査をG-codeプログラムでXYZ座標にて指令し,同時に多くのCNC機能を利用可能だという。例えば,連続する円運動の加工指令で,ウォブリングやウィービング加工を容易に実現できるとしている。

2チャンネルのレーザー出力制御を備え,集光点でのレーザー強度分布を可変するリングモードレーザーに対応するほか,溶接点を観察できる溶接モニタなどの計測機器を接続するポートを備えているという。

また,リモート溶接ロボットに搭載することで,照射範囲を超える大型ワークの溶接や連続する精密溶接等への最適な加工システムを構築できる。オフラインシミュレータのROBOGUIDEを用いて,ロボットとスキャナプログラムの両方を一括生成し,ロボットとスキャナが協調動作しながらレーザー加工を実施できるとしている。

キーワード:

関連記事

  • トルンプの2025/26年度年次報告書「semicon」の表紙

    トルンプ、2025年度のEUV事業は9.2%増 レーザー事業は減収

    ドイツのレーザー加工機大手TRUMPF(トルンプ)は、2026年6月30日に終了した2025/26年度の業績を発表した。グループ全体の売上高は前年度比0.2%増の43億4,000万ユーロとほぼ横ばいだったものの、受注高は…

    2026.10.16
  • 東大が挑むAI×先端レーザー加工 Photonics Innovation 2026 プレイベントを開催

    オプトロニクス社は、11月10日(火)~12日(木)にパシフィコ横浜で光技術展示会「Photonics Innovation 2026/パワーレーザーPlus 2026」を開催する。そのプレイベントとして、東京大学 物性…

    2026.10.09
  • セブンシックス、MOPA方式ファイバーレーザー加工機を発売 剥離・接着前処理に対応

    セブンシックスは、ファイバーレーザー加工機「SX-Zシリーズ」の販売を2026年9月1日から開始した。オムロンから承継したレーザー加工関連技術・製品資産を基盤に、同社が培ってきたファイバーレーザー技術やレーザー制御技術を…

    2026.09.02
  • フラウンホーファーILT、PFASフリーコーティングのレーザー製造技術を開発

    独フラウンホーファー・レーザー技術研究所(Fraunhofer ILT)は、金属部品や滑り軸受、シール、エラストマーローラーなどに、PFASを含まない機能性コーティングを形成するレーザー製造プロセスを開発している(ニュー…

    2026.08.06
  • 日本電子、レーザー加工SEMシステム「LazEdge」を発売

    日本電子は、レーザー加工装置を搭載した走査電子顕微鏡(SEM)システム「LazEdge(レイズエッジ)」を開発し、2026年5月25日より販売を開始した(ニュースリリース)。本システムは、同社のSEMに浜松ホトニクス社製…

    2026.06.02

新着ニュース

人気記事

編集部おすすめ

  • オプトキャリア