三菱ガス化学,増産に伴いプラレンズ廃材を再生

三菱ガス化学は,同社の特殊ポリカーボネート樹脂「ユピゼータ®EP」の新プラントが完工するのにあわせ,プラスチックの廃棄物削減に向けた「特殊ポリカーボネート・リサイクルプロジェクト」を始動した(ニュースリリース)。

同社の「ユピゼータEP」は,スマートフォンやタブレットなどに搭載される高機能小型カメラレンズ材料。高屈折率と低複屈折を両立させるとともに,成形性も兼ね備えた光学材料で,特にスマートフォンの薄型化に寄与するという。

カメラレンズはこの材料を射出成形することにより最終製品となる。この射出成形の際,必要となる部品以外のスプルーやランナーといった部分は,製品として使用されず廃棄されていた。

昨今,廃プラスチックの問題は世界的に注目を集めている。同社は「特殊ポリカーボネート・リサイクルプロジェクト」により,スプルー・ランナー部分を回収・リサイクルし,製造工程で発生していた廃棄物をゼロにするとしている。

なお,新プラントは10月より商業運転を開始する予定。これにより「ユピゼータ®EP」の総生産能力は従来の3,000トン/年から5,000トン/年以上となる。スマートフォン等の小型レンズ需要については今後さらなる伸びが予想されているといい,同社はそのニーズに応えるとしている。

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