OKIデータは,世界初の幅狭カラーLEDラベルプリンター「Pro1050/Pro1040」を発売した。価格は「Pro1050」が161万7,840円,「Pro1040」が107万7,840円(税込)(ニュースリリース)。
インダストリー市場向けの戦略商品として,国内の食品,飲料,物流業界をターゲットに6月上旬から出荷を開始する。2機種合わせてグローバルで本年度2,000台,そのうち国内300台の販売を見込んでいるという。
食品,飲料,物流の各業界では,ニーズの多様化とそれに対応した商品の多品種化により取り扱うアイテムの数が増え,これらを識別し,特長をアピールできるラベル印刷の需要が増加している。
新製品はこうした需要に応え,小ロット多品種に対応したカラーラベルのオンデマンド印刷を実現。また,白色印刷が可能なため(「Pro1050」」のみ),透明フィルムや色付きラベルへの印刷においても,豊かな表現が可能になるという。
4色トナーモデル「Pro1040」と,特色ホワイトを加えた5色トナーモデル「Pro1050」の2機種をラインナップ。工場や倉庫の現場で部材や化学薬品などの視認性を高めるために使用する「識別ラベル」や,店舗商品のパッケージに貼る「商品ラベル」の小ロット多品種印刷に適している。
トナー方式であるため,耐候性,特に耐水性に優れ,媒体としては普通紙の他,合成紙や透明フィルム(PET)などを基材としたさまざまな粘着ロールラベル紙に印刷が可能となる。
ラベル幅5インチ(約13cm),最大直径8インチ(約20cm)のロール紙がセットでき,大量印刷が可能。カット機能を標準装備しているので,ロール紙から必要な枚数のラベルを都度印刷してカットすることができる。
True1200dpiの高い解像度により,微細な文字や極細線を高精細に再現。また,最大毎秒152.4mmの高速プリントエンジンを備えていることに加え,シンプルな内部機構により,高い信頼性とメンテナンス性を両立している。紙詰まりや装置不具合によるダウンタイムを軽減し,業務効率化と生産性向上に貢献するとしている。