ソニー,カラーで描画と消去が繰り返せるフィルムを開発

ソニーは,フルカラーでの描画と消去が繰り返し行なえるフィルムと,それを高速で実現するレーザー照射技術を新たに開発した(ニュースリリース)。

今回開発したフィルムは,レーザー光を熱に変換する光熱変換剤と,シアン,マゼンダ,イエローの各色を有するロイコ染料,熱によってその発色状態を変化させることのできる材料等を独自の技術で配合,積層することで実現した。熱による発色状態の変化で描画を行なうため,階調は段階的なドット表現ではなく,細やかな濃淡で表現できる。写真画質レベルの鮮やかな色彩表現が可能という。

加えて,非接触のレーザー光を用いるため,色々な形状に対応し,デザインの自由度を高める。従来の印刷技術では困難だった透明なガラスやプラスチック越しでも描画可能で,ガラス等の素材本来がもつ高品位な表面質感を保ったまま,多様なデザインやカラーバリエーションを表現できる。

このフィルムとレーザー照射技術を用いることで,ユーザー一人ひとりの好みに合わせたデザインやカラーバリエーションを実現する。また,繰り返し描画が行なえるため,ユーザーの興味や嗜好の変化に応じて,デザインや色を後から変更することも可能。この開発品は加飾用途以外でも,フルカラーで繰り返しでの描画が求められるさまざまな応用先への展開が考えられるとしている。

キーワード:

関連記事

  • 理研など、次世代2µm固体レーザー向け高効率EUV光発生法を実証

    理化学研究所(理研)や宇都宮大学などの国際共同研究グループは、次世代の先端半導体製造に期待される「2µm固体レーザー」を用いた極端紫外(EUV)光の発生において、複数のレーザーを同時照射する「マルチレーザー照射法」の有効…

    2026.08.27
  • Lumibird、Cilas株を売却しレーザー・メガジュール保守事業を取得

    仏Lumibirdは、Cilasおよび同社株主との間で、戦略的レーザー技術分野における包括的な契約を締結したと発表した(ニュースリリース)。契約には、Lumibirdが保有するCilas株式の売却、両社の長期的な産業協力…

    2026.08.06
  • DNP、輝度を最大約3倍に高めた高視認性パターンライトを発売

    大日本印刷(DNP)は、従来品と比べて輝度を最大約3倍に高めた小型照明装置「DNP高視認性パターンライト 固定設置タイプ」を開発し、2026年7月から試験販売を開始する(ニュースリリース)。明るい屋内施設や寒冷地などで、…

    2026.07.13
  • IPGフォトニクス、レーザー溶接の品質保証を支える「LDD」を提案

    IPGフォトニクスジャパンは2026年6月26日、愛知県安城市にある中部テクニカルセンターにおいてプライベートショー『Fiber Laser Days』を開催した。会場では、同社のファイバーレーザーを用いた加工デモに加え…

    2026.07.01
  • 浜ホト、NKT PhotonicsをHamamatsu Photonics A/Sに社名変更

    浜松ホトニクスは、同社子会社であるNKT Photonics A/Sの社名を、2026年6月25日付でHamamatsu Photonics A/Sに変更し、浜松ホトニクスグループにおけるレーザ&ファイバ事業ユニットとし…

    2026.06.30

新着ニュース

人気記事

編集部おすすめ

  • オプトキャリア