SEMIは,2018年シリコン再生ウエハーレポートで,2018年のシリコン再生ウエハー市場が過去最高量のウエハーを再生した結果,前年比19%増の6億300万ドルとなり,2017年の前年比18%増の5億1,000万ドルに続き,2年連続で高成長を記録したことを明らかにした(ニュースリリース)。
これによると,2021年には6億3,300万ドルとなると予測する。再生シリコンウエハー市場は2007年のピーク時には,7億300万ドルを記録している。
地域別では,大口径(200mmおよび300mm)ウエハーの再生能力の多くを保有する日本のサプライヤーが引き続き最大のシェアを占めている。ただし,2018年の日本企業の大口径ウエハーの再生能力シェアは前年から2%減少し,53%となっている。
アジア太平洋地域のサプライヤーの大口径ウエハー再生能力シェアは,2017年の30%から31%に増加した。欧州・北米のサプライヤーの大口径ウエハー再生能力は16%の水準を維持している。世界全体では,大口径ウエハーの再生能力は3%増加したという。
SEMIは現在22のシリコン再生ウェーハサプライヤーをトラックしており,内訳は日本が9,アジア太平洋は7,北米・欧州は6となっている。