NTTドコモ(ドコモ)は,バーチャルリアリティ(VR)を活用した新たなビジネスの創出に向け,スマートフォンを取り付けることで手軽に没入感の高いVR映像を体験できる,超広視野角VRゴーグルを開発した(ニュースリリース)。
これまで,スマートフォンを取り付けて利用する一般的なVRゴーグルは,視野角が狭く,穴から映像を覗いているように感じられた。
同社が開発したこのVRゴーグルは,視野の中心領域ではくっきりと,周辺部分はぼんやりと映像を見るという人間の視野特性を活用し,凸レンズに加えその周りに高倍率の特殊な構造のレンズを配置することで,あたかもその場にいるかのような没入感の高いリアルなVR映像を体験できるという。
また,このゴーグルはスマートフォン,アクリル樹脂のレンズと筐体で構成されているため軽量で,安価に製造が可能とする。
なお,同社は,2019年4月27日から幕張メッセで開催される「ニコニコ超会議2019」の「日本電信電話ミカカランド・NTT超未来研究所6」にてこのゴーグルを出展し,会場内でのデモ体験を予定している。また,同社はこのVRゴーグルを活用したエンターテインメント向けサービスの提供やライセンス提供を検討していくとしている。