和歌山工技センター,アップコンフィルムを開発

和歌山県工業技術センターは,空気中でも安定して「低いエネルギーの光」を「高いエネルギーの光」に変換する「光アップコンバージョン」フィルムを開発し,特許を取得した(ニュースリリース)。

これまでにも「光アップコンバージョン」という現象は報告されていたが,一般的には,液体中や半固体など空気に触れない状況下で起こる現象だったため,実用化が難しい技術だった。

今回,同センターはポリビニルアルコールフィルム中に「光アップコンバージョン現象を起こす材料」を閉じ込め,独自の技術でフィルムを伸ばすことにより,空気中でも安定して光アップコンバージョン現象を起こすフィルムの開発に成功した。

同センターは,この研究は大面積化が可能なことに加え大気中で容易に作製が可能であり,将来的には太陽電池や省エネフィルムなどへの応用が期待されるとしている。

その他関連ニュース

  • 分子研,近赤外→可視光に有機半導体でアップコン 2021年11月19日
  • 佐賀大ら,中間バンド型太陽電池の光吸収電流増加 2021年11月02日
  • ソーラーフロンティア,CIS太陽電池の製造終了 2021年10月12日
  • 東芝,大面積ペロブスカイト太陽電池で15.1% 2021年09月10日
  • ENEOSら,透明太陽光発電パネルを窓とする実験 2021年09月06日
  • フジクラら,IoT機器向け太陽電池電源を開発 2021年08月27日
  • リコーと九大,IoT向け有機薄膜太陽電池を開発 2021年08月18日
  • 京大,太陽電池一体型熱光発電デバイスを開発 2021年08月16日