米オン・セミコンダクター(オンセミ)と,米3Mは,自動車と道路インフラ間のコミュニケーションを向上するために協業することを共同発表した(ニュースリリース)。
オンセミと3Mは,数十年にわたるイメージセンシング技術と道路安全の実績を組み合わせ,自動運転機能を装備した自動車用のナビゲーションの向上を支援する。
ネバダ州ラスベガスで開催されているCES 2019の期間中,両社はデジタルで実現される3Mの次世代Smart Code標識テクノロジーを統合した,オンセミの「AR0234AT CMOS」イメージセンサーを,オンセミのデモルームで展示する。両社は,この協業を通して,コネクティッドカーと自動運転の技術の進展を促すための,次世代インフラ・ソリューションへの進歩が加速することを期待するとしている。
3Mの先進のマテリアル・テクノロジと連携することでオンセミのセンサーは,強化されたインフラから追加情報を届けられるようになり,従来の先進運転支援システム(ADAS)よりも高いレベルでドライバーを支援し,自律運転への道を切り開くという。
直近では,3Mはミシガン交通局と提携し,米国で初めてとなるコネクティッド・ワークゾーンを主導している。I-75(州間高速道路75号線)近代化プロジェクトは,I-75の3マイルを路車間通信のテストができる技術を装備するように作り変えたとする。