ヤマザキマザック,3次元DDL加工機を発売

ヤマザキマザックは,次世代のダイレクトダイオードレーザー(DDL)発振器を搭載したレーザー加工機の開発に取り組み,世界に先駆けて3次元レーザー加工機「FG-220 DDL」を発売した(ニュースリリース)。

「FABRI GEAR」シリーズは,建設現場や産業機器の筐体などに使われる長尺鋼材の高効率加工を実現する3次元レーザー加工機。3Dレーザーヘッド搭載により,鋼管(パイプ材)以外にもH形鋼・C形鋼など異形材の加工が可能で,さらにはタッピングユニット(オプション機能)によるネジ穴加工の工程集約を実現するなど,長尺鋼材加工の分野における生産性を向上する。

レーザー発振器にDDL(発振器出力:4.0kW,波長:975nm(中心波長))を新たに採用,薄板・中板の切断速度を向上させるとともに高反射材の容易な切断を可能とした。DDLは直接レーザー光を伝送するプロセスファイバーに統合され,高品質なレーザービームを作り出す。このレーザーはエネルギー効率が良く,金属への吸収率が高いため高速・省エネ加工が可能。またCO2レーザーやファイバーレーザーに比べ,エネルギー変換効率が45%と高く,同じ電力でも効率の良い加工が行なえるとする。

一般的なCO2レーザー加工機は,発振器と外部光路にミラーなどの光学部品を使用しているため,それらの定期的な調整とメンテナンスが必要となる。DDL加工機は発振器と外部光路がファイバーケーブルで接続されており,ミラーなどの光学部品が不要なため,光学部品代やメンテナンス時間の大幅な削減につながるという。

波長が短くレーザーの吸収性が優れたDDLにより,従来CO2レーザー搭載のパイプ加工機では困難であった軟鋼の高速窒素切断が可能となった。薄板から中板のパイプを加工する際に,生産性が大きく向上するとしている。

機械本体の仕様は以下の通り。
ワーク材質:軟鋼,ステンレス,銅,真鍮,アルミ
ワーク寸法:丸パイプ Φ20mm~Φ220mm
ワーク寸法:角パイプ,L形鋼,H,I形鋼,溝形鋼共通,20mm×20mm~152.4mm×152.4mm

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