富士通フロンテックは,機器組込み向けの小型センサー「FUJITSU 生体認証 PalmSecure FT(パームセキュア エフティー)センサー」を,機器組込み向け手のひら静脈認証装置の製品ラインナップに加え,11月29日に発売した(ニュースリリース)。
この製品は,従来の同社機器組込み向けセンサーの普及版として,体積を約48%,重さを約50%減らし,さらなる小型化・軽量化を図ったもの。具体的には,サイズ(mm):25.0(W)×25.0(D)×7.5(H),重量:本体約5gとなった。これにより,薄型の機器に搭載しやすくなるなど,手のひら静脈認証の活用の幅が広がるとする。
さらに,ID(ユーザ名)と静脈データとで判定する方式「1対1認証」に対応し,静脈データだけで判定する認証方式「1対N認証」に対応した前シリーズで登録した静脈テンプレートとの互換性も実現している。最少販売単位は1,000台。同社では今後5年間で,60億円の販売を目指すとしている。