【光フェア】京セラ,レーザーのセラミックパッケージを提案

京セラは「光とレーザーの科学技術フェア2018」にて,従来のTO-CANパッケージよりも高い放熱特性を持つ表面実装レーザー用パッケージを参考出展している(ブースNo.F-13 展示会HP)。

一般的なTO-CANパッケージは量産性に優れておりディファクトスタンダードとして定着しているが,一方で放熱経路が限られていることから,ハイパワーのLDを搭載するのには向いておらず,対応する出力は~3W程度にとどまっていた。

今回同社が開発したパッケージは,AlN,もしくはアルミナとCuベースを組み合わせたパッケージ内に,AuSn薄膜を用いた高放熱サブマウント上に設置したLDからのレーザー光をミラーを用いて垂直方向に出射する構造。

このパッケージによる表面実装化により小型化/高放熱化の両立が可能となっている。具体的には同出力において1/2の小型が可能になるという。同社ではこのパッケージについて組み立て精度を高めるなどして自動車用HUDやLiDARなど様々なアプリケーションにそのアドバンテージを訴求し,今後TO-CANパッケージを代替するLDパッケージの標準としたい考えだ。

キーワード:

関連記事

  • 京大、有機LEDでレーザー級の超狭帯域発光分子を開発

    京都大学の研究グループは、多重共鳴(MR)と呼ばれる分子設計を発展させ、半値幅5nmに迫る極めて狭い発光を示す有機発光材料の開発に成功したと発表した(ニュースリリース)。次世代有機LED(OLED)ディスプレイの高色純度…

    2026.06.17
  • NTTとグローバルパートナーが「IOWN AI Fund」を設立、次世代AI産業の基盤形成へ

    NTT、Young Sohn氏、SK Group、中華電信、および日本政策投資銀行は、AI時代の先端技術への投資を通じてIOWNエコシステムの構築と新たな事業創出を目指す投資ファンド「IOWN AI Fund」を組成した…

    2026.06.15
  • 浜松ホトニクス、世界最高クラスの2.0kWレーザーダイオードバーを開発

    浜松ホトニクスは、幅1cmのレーザーダイオード(LD)バーから室温で2.0kWの擬似連続波(QCW)出力を実現したと発表した(ニュースリリース)。同社によると、これは世界最高クラスの出力記録となるとしている。 LDバーは…

    2026.06.12
  • 東大、レーザーダイオードによる精密光照射で植物の光合成活性を最大化

    東京大学大学院農学生命科学研究科の矢守航准教授らの研究グループは、スタンレー電気との共同研究により、レーザーダイオード(LD)を用いた精密な光制御が植物の光合成や成長を劇的に変化させることを明らかにした(ニュースリリース…

    2026.06.12
  • 浜松ホトニクス、Yaqumoなど3社が先端光学システムの共同開発で日本・デンマーク政府と連携

    浜松ホトニクス、Yaqumoなど3社が先端光学システムの共同開発で日本・デンマーク政府と連携

    浜松ホトニクスは2026年6月4日、同社子会社のNKT PhotonicsおよびYaqumoとの間で、量子コンピュータの産業化に向けた先端光学システムに関する覚書(MoU)を締結した(ニュースリリース)。この合意は、日本…

    2026.06.09

新着ニュース

人気記事

編集部おすすめ

  • オプトキャリア