【光フェア】スペースフォトン,3次元DOEを展示

回折格子(DOE)の設計,開発を行なうスペースフォトンは,光とレーザーの科学技術フェア2018において,3次元DOEを展示している(ブースNo.D-19 展示会HP)。

同社は開発したオリジナルの設計ソフトを用いて,市販ソフトでは難しい特殊なDOEを設計する技術を持つ。今回展示するのは,0次元光の影響が出ないDOEレンズ「ホログラム・レンズ」。設計により焦点位置や集光形状を3次元的にコントロールできるのが特長となっている。

ホログラム・レンズの用途としては,1本のビームを数本に分岐して同時に多点加工を行なう材料加工や,溶接用スポットの形成,パターン投射による3次元計測によるモーションキャプチャやロボット制御など多岐にわたる。

ブースでは,焦点距離によって「S」と「P」の2種類の異なるパターンの点像を投射するデモを行なっている。同社は設計からパートナー企業による試作,量産まで請け負っているほか,レーザー光源と組み合わせたモジュール化なども行なっている。

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