三菱電機は,第5世代(5G)移動通信システム基地局ネットワークの光ファイバー通信で使用される光通信用デバイスの新製品として,「25Gbps EML CAN」を11月1日に発売する(ニュースリリース)。
この製品は,25Gb/s EML製品として,業界で初めてTO-CANパッケージを採用した。TO-CANパッケージの広帯域化により,EML素子を搭載したTO-CANパッケージ製品として業界初の伝送速度25Gb/sを実現し,移動通信システムの高速大容量化に貢献する。また,このパッケージにより従来製品と外形寸法の互換性を確保している。
さらに,熱電変換素子の小型化により消費電力を従来製品比約40%低減し,移動通信システムの低消費電力化に貢献する。これにより,一芯双方向光モジュールや光トランシーバーなどへの組み立てが容易となり,生産性向上に資するとしている。