京セラ,海中の光を模した「アクアリウムLED照明」を発売

京セラは,同社のLED照明技術「CERAPHIC(セラフィック)」を採用した新製品として,「アクアリウムLED照明」を8月中旬よりアクアリウム専門ショップにて販売を開始する(ニュースリリース)。

CERAPHICは,同社独自の技術である紫色LEDとRGB蛍光体により光をつくりだす技術。この光の調合技術により,太陽光に非常に近い高演色な光や,再現したい光のスペクトルへのカスタマイズが可能となる。

新製品は,地上,海中2.5m,海中11mの太陽光のスペクトルを再現した3種と,鑑賞用タイプを合わせた4種の照明を製品化。サンゴや水草が実際に生息している環境に近づけることで,それぞれの生体の育成に適したLED照明とした。

空気の対流を利用した空冷機能により,高演出であっても高出力な照明が可能。海水近傍での使用を想定し,従来から故障の主要因となっていた可動部品(ファン)を使用せず,自然空冷で放熱できる構造にすることで,故障の原因を極力排除したロバスト設計を実現した。

なお,アクアリウム用のLED照明において,ひとつのランプからフルスペクトルの光を発する商品は,この商品が世界初だとしている。

その他関連ニュース

  • 北大,室温で高電圧動作が可能なスピンLEDを実現 2023年02月22日
  • 裾野市ら,スマート照明で注意喚起の実証実験を開始 2023年02月20日
  • ソニー,高精細LEDディスプレーに新機種投入 2023年01月31日
  • 日亜ら,ADB用マイクロLEDソリューションを開発 2023年01月25日
  • 水研機構,LED灯でいか釣漁業の収益性改善を確認 2022年12月26日
  • 公大,目を閉じた時に感じる明るさを測定 2022年12月01日
  • 【光フェア】カンタム,防止型LED除菌装置を展示 2022年11月11日
  • 【光フェア】ソウルバイオシス,各種UV LEDを紹介 2022年11月10日