電気通信大学助教の戸倉川正樹氏(レーザー新世代研究センター)は,レーザー学会よりレーザー学会奨励賞を受賞した(ニュースリリース)。
この奨励賞は,レーザーに関する研究できわめて示唆的かつ独創性,将来性のあるものに対して贈られる賞で,会誌やレーザー会主催の講演会などに限定されず,関連学術雑誌や会議などでの発表を対象とするもの。
受賞対象となった発表は,レーザー学会の第37回年次大会で講演した「In band 励起を用いたモード同期Tm3+:Sc2O3レーザーの開発」に関するもので,In-band励起という従来と異なる励起法を用い,Tm固体レーザーにおいて世界初のカーレンズモード同期による超短パルス発振に成功したことが高く評価された。