京セラは,2018年5月25日開催の取締役会において,2018年10月1日を効力発生日として,同社100%連結子会社の京セラディスプレイ及び京セラオプテックの吸収合併を行なうと発表した(ニュースリリース)。
現在,同社グループでは,主に産業・自動車市場向けに京セラディスプレイが液晶ディスプレイ,京セラオプテックがカメラモジュール等の光学部品の開発,製造,販売を行なっている。
両事業は,IoT(Internet of Things)や ADAS(先進運転支援システム)の普及に伴い多くの事業機会が見込まれるとともに,競争力強化に向けた新製品開発の強化や生産性の向上が必要になるとしている。
今回の吸収合併は,より強固な事業基盤の下,各社が有する豊富な経営資源の活用及び生産技術等の共有により,成長市場での事業拡大を目指すことを目的としたもの。今後,個別製品からシステムにいたる新たな製品開発の迅速化や新事業の創出,生産効率の向上等,シナジーを追求していくという。