村田機械は,ファイバーレーザー加工機「LS3015GC」を,2018年4月より販売すると発表した(ニュースリリース)。
この製品は,出力2500W(ワーク板厚軟鋼20mm),4000W,6000W(ワーク板厚同25mm)の3機種をラインナップ。薄板から中厚板のより幅広い板厚に対応したファイバーレーザ加工機となっている。レーザヘッドのXY軸駆動には精密ラック&ピニオンを採用し,高速かつ安定した動きを実現した。
加工ワークを乗せたパレットの入れ替えには,シンプル構造のシャトルパレットを採用。また消費電力量や消費ガス量など,機械からの各種情報を収集できるProcessNet Monitor i(プロセスネットモニターアイ)を標準搭載し,稼働状況やアラーム履歴などの情報をネットワーク経由で確認できる。
同社ではこのレーザー単能機に加え,成形・タップ加工も可能であり,フライングオプティクス方式の採用によってファイバーレーザー加工の高速性を活かせる独自構造のファイバーレーザー複合加工機「LS3015HL」を2016年11月より販売しており,ワーク搬入出の自動化システムとともに,顧客のニーズに対応したファイバーレーザーソリューションを提案していくとしている。