工学院,新型レーザーでセシウム同位体を可視化

工学院大学は,新型レーザーを開発し質量顕微鏡へ実装することで,放射性セシウムの同位体別可視化に成功した(ニュースリリース)。2018年4月25日からパシフィコ横浜で開催される国内最大級の光技術展示会「OPIE’18」内の専門展示会の1つ「レーザーEXPO」にこの新型レーザーを出展する。

今回,原発事故によって発生した放射性セシウムを同位体別に高感度で可視化するための高繰り返し波長可変レーザーを,科学技術振興機構(JST)の支援のもと開発し,質量顕微鏡(FIB-TOF-SIMS)へ実装した。これにより世界で初めて,肉眼では見えない微粒子中の放射性セシウムの同位体別可視化に成功した。

このレーザー実機を,4月25日よりパシフィコ横浜で開催される国内最大級の光技術展示会「OPIE’18」における7つの専門展示会のひとつ「レーザーEXPO」に出展し,その応用例について紹介する。

その他関連ニュース

  • 筑波大ら,プリンターでレーザーディスプレーを作製 2024年12月20日
  • AkiTechLEO,Litilitのフェムト秒レーザー販売再開 2024年12月20日
  • 京大,フォトニック結晶レーザーの総説論文を発表 2024年12月18日
  • 京大,同位体を量子ビットとして用いる手法を開発 2024年12月12日
  • 古河電工,ハンガリーにレーザーアプリケーションラボを開設 2024年11月10日
  • ウシオ電機,高出力・高信頼性を実現した赤外LD開発 2024年10月22日
  • QDレーザ,世界最小クラスの可視光レーザーを開発 2024年10月22日
  • 公大,手術中の末梢神経の血流状態を可視化 2024年10月02日