オン・セミコンダクターは,中国バイドゥ社の自動走行プラットフォーム・プログラム「アポロ」に参加した(ニュースリリース)。この協業により,アポロ・エコシステムのパートナー企業は,両社が共同開発したプラグ・アンド・プレイ対応のイメージング・ソリューションを利用できる。
アポロはオープンソースの信頼性の高いソフトウェアとハードウェアのシステムを提供するため,車載システムの設計者による自動走行システムの効率的な開発が可能。イメージセンシングは,高度な自動運転機能をサポートする,アポロ・プラットフォームの重要なコンポーネントのひとつとなっている。
同社の3μmCMOSイメージセンサーにより,自動運転向けのビジョンシステムの開発を即座に開始でき,量産時に将来のセンサーへ移行する柔軟性も備えている。このセンサーは,ハイダイナミックレンジ(HDR)の仕様により,車載環境に特有の厳しい低照度や照度の混在するシーンにおいて,鮮明でクリアなイメージとビデオを提供する。
この協力関係により,車載カメラ・アプリケーションの設計,テスト,実装の簡素化かつ迅速化に加え,アポロのエコシステムの参加企業は同社の技術サポートと製品情報に優先的にアクセスできる。また,早い段階で同社の次世代の画像センシング技術に触れる機会を得ることができるとしている。