SCREENホールディングスの子会社であるエムティサービス東日本は,インテックスが開発した再補正機能を備えた,色評価用の超高演色性LED照明「Tino4000RA98P」の1次販売店として,12月20日に販売を開始する(ニュースリリース)。
LED照明器具の需要の高まりを受け,同社はLEDモジュールの設計・開発・製造などを手掛けるインテックス社による新たな色評価LED照明の開発に参画。同社が開発した,蛍光灯40W型の超高演色性LED照明の販売を開始する。
この製品は,光源に白色LEDと別波長3光源を加えた独自の4光源方式を採用。各波長の光源を調整することで,柔軟な光のスペクトルを生成できるため,高い演色性を実現する。また,これまでの色評価用蛍光灯は経年劣化により,理想的な分光分布の継続が困難であったのに対し,業界初の再補正機能を搭載することで波長の再調整を可能にした。
点灯方式はラピッドスタート形,インバーター形,AC電源タイプなどを選べるマルチタイプ電源方式を採用し,蛍光灯からLEDに変更する際の電気工事を省略できる。従来の蛍光灯に比べ,半分以下の消費電力と長寿命により,交換の手間やランニングコストの削減に貢献するという。
同社は,今回の発売により,自然光に近い色評価・検査が求められる印刷業界においてビジネスの拡大を図るとともに,繊維業界や美術館,医療介護施設などにおける新たなビジネス機会の創出にも取り組んでいくとしている。