パナソニックは,8Kスーパーハイビジョンレコーダー「AJ-ZS0580」を2017年11月より発売する(ニュースリリース)。
同社では,2015年に8K-DualGreen方式の8Kメモリーカードレコーダーを発売している。今回,2020年へ向け,4K/8K放送が広く普及することを見据え,高画質AVC-Intraコーデックに対応し,さらに実用性を高めたレコーダーを製品化した。
この製品は,7680×4320/59.94pの8K映像をAVC-Intra4:2:2コーデックで記録する。入出力は12G-SDI×4本(Quad Link)を用いた8K-SDI IN/OUT,記録メディアは運用性と信頼性に優れたexpressP2カードを用いる。8K収録時のHD/PROXY同時記録,8K再生時の4K/HD同時出力に対応するほか,microP2カードを用いたHD素材の記録・再生も可能。
VTRライクなジョグ&シャトルダイヤルを備えているほか,有線・無線LANを利用したネットワークPCからの操作にも対応するなど,高い運用性を備えた。8K-DualGreen素材,4K素材の再生にもオプションで対応する。
同社は,2020年を見据え,実運用に耐えうる4K/8K機器・システムを開発し,放送番組の高画質化および放送業務の効率化をサポートするとしている。