エプソン販売は,スマートグラス「MOVERIO」(モベリオ)が,映画館向けの聴覚障がい者用字幕配信サービスに採用されたと発表した(ニュースリリース)。
2017年9月9日(土)から全国4劇場にて,劇場公開作品「三度目の殺人」(東宝株式会社配給)よりMOVERIOが貸出される。この取り組みは,バリアフリー上映のさらなる普及に向けて映画業界全体で進めてきたもの。
今回,エプソン,字幕表示アプリ「UDCast」(ユーディーキャスト)の開発・運営を行なうPalabra(パラブラ),音響通信ソリューション「Another Track®(アナザートラック)」を開発したエヴィクサーの3社が協力した。
MOVERIOは「両眼シースルー,ハンズフリー」が特長で,さらに独自開発のシリコンOLED(機EL)ディスプレーによるスクリーン感(表示枠)を意識させない映像表現が可能。「字幕が空間に浮かんで見える」感覚で作品鑑賞への没入感を高める。