トプコンは,同社100%子会社のトプコン山形(山形県山形市)内に,同社の主力製品である測量機器の製造拠点となる新工場を開設した(ニュースリリース)。
トプコン山形は,これまで眼科用医療機器などの光学機器を製造してきた。増設される新工場棟は,従来の本社工場に匹敵する規模を有し,最新製造設備を導入,主に光学測量機器のトータルステーションの生産を行なう。
中でもモータードライブ機構を搭載し,一人で測量を行なえるロボティックトータルステーションは,世界最小・最軽量,また世界最速の高速回転性能を有しており,世界規模で高いシェアを誇る。
このような高精度なトータルステーションは,屋外かつ工事現場といった過酷な環境下で使用されるため,高品質・高い信頼性が要求される。従来の精密医療機器製造のノウハウに加え,精密光学技術を凝縮した最先端の測量機器の製造をトプコン山形に集約することで,Made in Japan・日本のモノづくりにこだわった高品質な製品による差別化を図り,グローバルな事業展開を支えるとしている。