エドモンド・オプティクス・ジャパンの「TECHSPEC®精密ガラス非球面レンズ」は,発散する光源からの光を球面収差を取り除きながら一点に集光するようデザインされており,レーザーダイオードからの出力の集光を含むアプリケーションに適している(製品ページ)。
欧州RoHS指令に適合しており,球面収差を最小化する高精度の非球面デザインを採用することでレーザースポットサイズを小さくするとともに,単位面積当たりのパワーの高さを維持する。
非球面レンズは,レンズのNAを高めることができ,かつレンズ複数枚で構成されたシステムに用いられるレンズの枚数を減らすことも可能にする。これにより,システム総重量の削減やスループットの向上,そしてアッセンブリの単純化を実現する。
コンピュータ設計により最適化されており,球面収差を取り除き,高次の光学的諸収差を最小化する。低Fナンバーの採用により,高い集光能力を有しており,広範な光学系に容易に組み込めるよう,光学設計データを公開している。
未コート,もしくは425~675nmにおいて反射率を1.5%未満に抑えるVISコーティング,及び600~1050nmにおいて反射率を1.5%未満に抑えるNIRコーティングが付いたコート品を用意している。直径10~50mm,NA0.50~0.83の全78種類をラインナップする。
全品在庫販売体制により供給する。特注の直径サイズやコーティングにも対応し,顧客ニーズに適合した精密ガラス非球面レンズも供給可能だとしている。