第32回 櫻井健二郎氏記念賞,受賞者決定


光産業技術振興協会は,第32回(2016年度)櫻井健二郎氏記念賞の受賞者を発表した(ニュースリリース)。

受賞した題目は「デジタルコヒーレント通信用狭線幅波長可変光源の開発と実用化」(古河電気工業 向原智一氏,木村俊雄氏,越浩之氏,黒部立郎氏),および「面発光レーザを中心とするフォトニクス集積技術の開発」(東京工業大学 未来産業技術研究所 小山二三夫氏)。

櫻井健二郎氏記念賞は,同協会の理事であった故櫻井健二郎氏が光産業の振興に果たした功績を讃えると共に,光産業および光技術の振興と啓発を図ることを目的として創設したもの。今年度は,光産業および光技術の分野において日本の企業及び研究機関が2006年以降に成し遂げた先駆的な業績を対象に,応募13件の中から選考された。

受賞題目のうち「デジタルコヒーレント通信用狭線幅波長可変光源の開発と実用化」は,デジタルコヒーレント通信用光源の開発において,多数のDFBレーザーからなる多波長アレイと複数の光機能素子を同一基板上にモノリシックに集積する化合物光半導体技術などにより,世界最高水準の高出力・高安定の狭線幅波長可変レーザー光源の実現に成功し,デジタルコヒーレント通信の発展・普及に貢献したことが評価された。

「面発光レーザを中心とするフォトニクス集積技術の開発」は,伊賀健一東京工業大学名誉教授とともに,面発光レーザー(VCSEL)の室温連続発振達成以来,その性能向上と新機能創出に関する研究を継続し,MEMSミラーによる波長制御やスローライトなどの新機能を包含するVCSEL集積フォトニクスの道を切り拓いたことが評価された。

授賞式は,2月9日にリーガロイヤルホテル東京(東京 新宿区)にて開催された,「平成28年度光産業技術シンポジウム」内にて行なわれた。

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